管理人のtsenです。
以前、こちらの記事(ブログ経由で書籍出版のオファーが!凡人が電子書籍出版までの軌跡)
でも紹介しましたが、
このブログがきっかけで、とある出版社から書籍化のオファーをいただきました。
ブログをやっていて、書籍化のオファーなんて来たら誰しも舞い上がってしまうと思います。
ブロガーのほとんどは、毎日一生懸命、孤独にブログを書いていると思いますので
それが人に認めてもらえたような気がしてとても嬉しいですよね。
でも、世の中にはいわゆる出版詐欺
(自費出版で費用がかかる、有料セミナーへの誘導、本が出ない、独占契約で権利を奪われるなど)
だったり、ブログ電子書籍化オファービジネスなんてものもあるので安易に信用するのは危険です。
今回、私がお話を受けている出版社さんは、きちんとした出版社さんなのですが、
どうやって怪しくない出版社だと判断したのか。
今回はその経験も踏まえて、怪しいオファーの見抜き方をまとめてみようと思います。
ブログから書籍化のオファーが来た!と安易に話に乗ってしまうと要注意です。
ブログ電子書籍化オファービジネスとは
皆さんは、ブログ電子書籍化オファービジネスというものが存在するのはご存じでしょうか?
「電子書籍を出版するのは素人では難しい」という先入観を利用した情報ビジネスのひとつで、
本来であれば実施していただける、原稿の校正や集客、マーケティングなどを一切せず、
Kindleにアップロードするだけで、初期費用やマージン費用を取るというものです。
例えばAmazonのKindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)というサービスを利用すれば
電子書籍なんて、個人でも無料で簡単に出版することが出来ます。
ブログ電子書籍化オファービジネスとは本来であれば、70%の売り上げがもらえるところに対して、
出版社がマージンを60%取ってしまい、
ブロガーには10%しか渡さず、ぼろ儲けするというビジネスです。
Kindleで電子書籍を出版するので、印刷代も在庫維持費もかかりませんし
もし、全然売れなくても出版社には全くリスがありません。
なので、ブロガーに片っ端から出版オファーを出してコンテンツを集め、
電子書籍を大量出版し、簡単に不労所得を得られるという仕組みです。
でも、そんなビジネスに引っ掛かる人いるの?
通常、印刷された本の印税って10%くらいが標準的なので、
「印税は10%ですよ」と言われても
疑わなかったりしてしまうことが落とし穴なんです。
「本 印税」とかで調べると、大抵10%前後であることが通常です。
本を出版したことがある人なんてほとんどいないので、
出版にあたっての知識がない弱みに付け込んでいるんですよね。
怪しいブログ電子書籍化オファーを見抜く方法
本来、出版社を通すことのメリットとしては、
出版社の販売網や集客力・権威性を借りることが出来ることです。
また、その出版社から本を出しているという実績が付くというのも大きなメリットもあり、
きちんとした出版社から本を出せば、著者にも多くのメリットがあります。
なので上記のような怪しいブログ電子書籍化オファーなのかどうか見抜くことができ
きちんとした出版社さんなのであれば出版してみる価値はありますよね。
今回、見識のある方のアドバイスもあり、以下のようなポイントについて確認をしてみて、信頼できる出版社だと見抜くことができました。
電子書籍化の話が来たら以下のようなポイントについて確認してみてください。
②販売経路を確認する
③著者へ支払われる金額を確認する
④出版社が本当に実在するか確認する
⑤その出版社で過去に出版された本を確認する
出版初期費用を確認する
まず、本を出版するにあたって、発生する費用を確認しましょう。
ここで、費用を徴収されたり、出版するにあたって説明会やセミナー(有料)に参加する必要がある
というような場合は、怪しいと疑っておいて間違いないでしょう。
本を出版する経験をしたことがある人は少ないので、
それが普通なのかな?と騙されてはいけません。
しかし、初期費用を取られるとなると警戒する人が多いと思いますので
大抵の場合は、「無料で出版できます!」と謳っている場合がほとんどだと思います。
販売経路を確認する
販売経路がKindleしかない、もしくは楽天koboなどの
個人でも無料出版できるような媒体しか販売経路がない場合は、要注意です。
その出版社経由で出版した場合、どういった販売経路で出版してもらえるのか確認しましょう。
個人でも簡単に無料で出版できる媒体には以下のようなものがあります。
こういったサイトのみでしか販売経路を持ってないようであれば
出版社を通すメリットが少なくなります。
可能であれば、実際に販売しているページを確認するといいかもしれませんね。
ちなみに私の場合は、個人では出版できないような
DMMやヨド〇シ、ジ〇ンク堂や文明〇のオンラインといった
販売経路がいくつもあり、信頼できる出版社さんだと思いましたよ!
著者へ支払われる金額を確認する
そして一番大切なポイントとして、
著者本人に一体いくら支払われるのか条件を確認して置く必要があります。
例えば、1冊売れたら10%もらえるのか?
1冊も売れなかったら0円なのか?
それとも、固定報酬として執筆代として支払われるだけなのか?
支払い時要件を確認しておきましょう。
また、その支払い額が妥当なのかどうかを確認しましょう。
例えば、AmazonKindleでしか売ってくれないのに、
10%しか貰えないんじゃ出版社を通す意味はあんまりですよね・・。
出版社が本当に実在するか確認する
出版社から連絡があった時に、会社名が分かると思いますので
その会社が本当に実在するのか、ネットで検索してみましょう。
そして、ネットに書いてあるお問い合わせ先から実際に電話をかけてみて
メールをくれた担当者が本当に在籍しているのか確認してみましょう。
※メールをくれた署名欄に書いてある電話にかけるのではなく、会社案内の代表電話にかける
そうすることで、その出版社が実在するのか・担当者が本当にいるのかが分かります。
電話するのは緊張しますし、なんて説明したらいいか迷いましたが、正直に
「御社の○○さんという方から、電子書籍出版のご依頼をいただきましたが、大変失礼ですが御社に○○様という担当者様はご在籍でしょうか?昨今出版詐欺のようなものもあるようで心配で、ご無礼を承知の上でお電話させていただきました」みたいに確認しました。
その出版社で過去に出版された本を確認する
無名の個人が電子書籍を出版したところで、誰も読んでくれないので
出版社のネームバリューで無名の個人でも集客が見込めることが一番のメリットですので
その出版社がそもそも権威性を持っていないとあまりメリットがありません。
その出版社がこれまでどんな本を出版しているのか確認してみましょう。
また、その会社がどのくらいのネームバリューなのかも確認するといいかもしれませんね。
私はTwitterでフォロワーさんに聞いてみて、
その出版社を知っている人も数人いたので、安心できました。
(私は本に疎いので知らなかったんですがね笑)
まとめ
今回は、
ブログ電子書籍化オファービジネス?!怪しいをオファー見抜く方法
というテーマでまとめてきました。
ブログをやっていると、電子書籍のオファーを貰うことがある人もいるかもしれません。
その時に、「あ、あの人もやってたから安心だな!私ももやってみよう!」と
安易に受けてしまうのは、危険かもしれません。
もし、そんな機会があった際には、是非慎重に検討してみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。