小学校低学年の子どもが学校にいる時間は、年間約1,200時間。
これに対し、長期休みなども含め放課後に過ごす時間は、年間約1,600時間になり、
子どもが放課後過ごす時間は、学校にいる時間よりも、年間約400時間も多くなります。
放課後をどのように過ごすのかによって、その後の生活習慣に影響することもあります。
私は、民間学童と公立学童を併用して通わせていて
それぞれの学童保育にメリット、デメリットがあると感じています。
そこで今回は、
【学童保育】民間&公立どちらも通ってみたメリットとデメリット
というテーマでまとめていきたいと思います。
学童保育の種類「公立学童」と「民間学童」
学童保育には大きく分けて、2種類の学童があります。
1つは公立学童です。
一般的には「放課後児童クラブ」と言われるもので、主に学校内で過ごすことが多いです。
利用料金は月5,000円前後で、下校時から18時頃まで預かってくれます。
もう1つは民間学童です。
こちらは、民間企業などが運営する学童で、専用の施設で運営されていることが多いです。
夜遅くまでの預かりや夕食の提供があったりなどサービスが手厚い分、
利用料金も月額3万円~など公立の学童保育に比べると高くなります。
公立学童のメリットとデメリット
公立学童の一番のメリットは、費用が安いことです。
月額5,000円程度で利用することが出来ます。
そして、公立学童の場合は、基本的に同じ小学校の子ばかりなので
お友達がほとんど知っている子なので、子供も安心して過ごすことが出来ます。
また、学校や体育館などの施設を利用しているので、
学校から学童に行く際に移動がないこともメリットの1つです。
一方デメリットとしては、大人の目が行き届かないという点があげられます。
約40人くらいの児童を2人くらいで見ているため、
子供たち同士で小さなトラブルがあってもなかなか細かいところまでケアすることは難しいのが現状です。
また、宿題や勉強は基本的にやってくれませんので、自分から進んで取り組まない限りは宿題をやってきません。
公立学童では、周りで遊んでいたり漫画を読んでいたりするので、
なかなか低学年のうちに自ら強い意志を持って勉強するというのは難しい環境にあります。
そして、公立学童の場合は一般的には運営が18時頃までのため急な残業などには対応できませんし、
コロナ問題等によって学童自体が閉鎖されてしまう場合もあります。
公立学童の基本的な運営方針は国や市からの方針に沿っていますので融通が利かない場合も多いです。
私は今回のコロナ問題で、学童の分散利用によって指定された日にしか利用できなくなったため、
本来行きたかった日に学童を利用することが出来ず、急遽、仕事を休まざるを得なくなりました。
民間学童のメリットとデメリット
一方、民間学童のメリットとしては、公立に比べてサービスが行き届いている点にあります。
例えば、
・宿題を見てくれる
・送迎サービスがある
・夜遅くまで運営している
・様々な習い事を提供している
・大人の目が行き届いている
・各種イベントを実施してくれる
などです。
特に私がありがたいと感じているのは、「宿題」と「送迎サービス」です。
大抵の働くママの場合、18時頃にクタクタで帰宅した後に
夕飯から夜寝るまで怒涛の忙しさを迎えます。
そんな中、宿題を見ている暇などないので、
学童で宿題を済ませてきてくれているととても助かります。
そして、送迎サービスもワーママの強い味方です。
特に、私の場合は下に保育園児がいるので、2か所にお迎えに行くのは大変です。
そのため、民間学童のほうで自宅前まで送迎してくれるのは本当に助かります。
また、私の通っている学童では、季節のイベントや遠足などにも連れて行ってくれます。
イベントと言っても親の負担は全くなく、先生たちが至れり尽くせり準備してくれます。
一方で、民間学童のデメリットは料金が高いことです。
料金は学童によりますが、だいたい月3万円~5万円程度の費用がかかります。
上記の送迎サービスも有料オプションだったりする学童もあります。
また、民間学童は全員が同じ小学校の子とは限りません。
色んな小学校から集まってきていることが多いので、同じクラスのお友達がいるというわけではないので、人見知りが激しい子などは慣れるまでに時間がかかる可能性があります。
そして、民間学童の場合、夜遅くまで空いているのはありがたいのですが
帰宅時間が遅く、子供が疲れるというデメリットもあります。
うちの学童の場合だと、子供は19時過ぎに帰宅することもあり、最初は結構疲れていたようです。
民間学童を選ぶときのポイント
民間学童と一口にいっても運営会社によってサービスは様々です。
一概に公立学童よりサービスが整っているとも限りません。
公立学童でもかなり手厚く見てくれる学童もあります。
民間学童を選ぶときに、以下のようなポイントを確認しておくといいと思います。
・保護者との連絡体制が整っているか
・宿題をみてくれるか
・運営方針が自分の価値観とあっているか(習い事など含め)
・送迎はどこまでしてくれるか(融通がどこまで効くのか)
・子供の性格にあっているか
民間学童で、失敗したと聞く例の中には
学校から遠い場所にある学童の場合に送迎がうまく行われず、
子供が取り残されてしまったという事例もあります。
子供の安全が一番ですからね。緊急時にしっかり連絡が取れて、安心して送迎してくれる学童を選ぶようにしましょう。
学童保育メリットとデメリットまとめ
今回は、【学童保育】民間&公立どちらも通ってみたメリットとデメリットについて
まとめてみました。
民間学童と公立学童どちらも利用してみて、
どちらがいいのかは子供の性格や、親の価値観によります。
個人的には、民間学童のほうがいいかなと今のところ思っています。
これから学童選びを控えている方の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。