サラリーマン歴10年のtsenです。
私は、サラリーマンをしながら副業でweb制作とブログをやっています。
副業を始める人の中には、
サラリーマンという働き方に対してネガティブな考えをもっていて
それが副業をはじめるきっかけになっている場合も多いと思います。
例えば、
「サラリーマンは結局時間労働で、自分の資産が増えないからブログ副業する!」
「サラリーマンは拘束時間が長いから、自由な働き方ができない!独立したい!」
「雇われている立場なので自分がやりたいことができない。フリーランス目指す!」等です。
でも普段意識していないところで、サラリーマンってメリットがめちゃくちゃたくさんあります。
そこで、今回は、
サラリーマンはデメリット以上にメリットが多い!会社員も悪くない
というテーマで、サラリーマン(会社員)のメリットをまとめてみたいと思います。

ちなみにですが、私は副業でどれだけ成功しても会社員を辞めるつもりはありません^^
9割が会社員なのにメリットがないわけない
ここ近年では、有名ブロガーやYouTuberの存在が台頭してきて
個人が企業と同等の影響力を持つことが出来るような時代になったこともあり
そういった個人事業主やフリーランスがかっこいい!という風潮が強くなってきています。
実際に、多くの有名ビジネス系YouTuberの多くは口をそろえて
サラリーマンは労働時間の切り売りで、働いても働いても楽にならない。
会社員では稼げる給料にも限界がある。
というような発信をしていることもあり、
「サラリーマン=雇われでかっこ悪い」という印象がより強くなってきています。
しかし、サラリーマンは本当にデメリットしかないのでしょうか?
総務省統計局の調査では、国民の9割が雇用者(雇われ側)という統計が出ています。
サラリーマンがデメリットばかりなのであれば、
9割もの人がサラリーマンの道を選ぶって普通に考えればおかしいですよね。
サラリーマンのメリット10選

サラリーマンのメリットは意外と多いです。
普段当たり前だと思っているようなことが、フリーランスになると当たり前ではなくなったりします。

「失って初めて気が付く、あなたのやさしさ」
って何かの歌にありそうですが、まさにそんな感じなんですよね。
以下にサラリーマンのメリットを10個あげてみたいと思います。
サラリーマンのメリット①安定した給料が保証されている
サラリーマンだっていつ会社が倒産したり、解雇されるか分からない時代とはいったものの
まだまだサラリーマンの給料は保証されています。
別に会社が倒産したり、解雇されたらまた違う会社でサラリーマンをやれば
安定して給料をもらい続けることが出来ますし、
日本の労働基準法上、よほどのことが無い限りサラリーマンは解雇できません。
客観的に合理的な理由がないとそもそも解雇ができないし、
客観的に合理的な解雇理由があったとしても、
解雇するほどの相当性がなければやはり解雇することが出来ません。(労働契約法16条)

サラリーマンって実は、労働基準法でめちゃくちゃ守られている存在なんですよね!フリーランスは基本的に労働基準法が適用されません。
サラリーマンのメリット②社会保険料の負担
社会保険とは、雇用保険・医療保険・年金保険・労災保険・介護保険といった公的保険です。
サラリーマンであれば会社の規模によりますが、半額を会社が負担してくれています。
また、フリーランスだと雇用保険や労災保険には入れません。
以下に簡単に社会保険の概要をまとめてみました。
社会保険の種類 | サラリーマン | フリーランス | 備考 |
医療保険 | 会社と本人が半分ずつ負担 | 全額自己負担 | サラリーマンは、 健康保険組合や全国健康保険協会に加入可能 |
公的年金 | 会社と本人が半分ずつ負担 | 全額自己負担 | サラリーマンは国民年金+厚生年金に 加入できるので将来もらえる年金も多い |
雇用保険 | 会社と本人が半分ずつ負担 | – | 失業期間中職業訓練給付金を受けることができる |
労災保険 | 会社が全額負担 | – | 仕事中や通勤途中にケガや病気になった際に、 補償を受けることができる |
中でも、医療保険では、
傷病手当金で病気やケガで働けなくなった時に月額給料の約3分の2程度を支給してくれたり
出産手当金でも98日間月額給料の約3分の2程度を支給してくれますので
フリーランスとサラリーマンでは給付される額に大きな違いが出ます。

自分の社会保険料を会社が負担してくれていたなんて、あまり意識している人は少ないんじゃないでしょうか?
サラリーマンのメリット③福利厚生が充実
サラリーマンであれば会社の手厚い福利厚生を受けることが出来ます。
福利厚生の種類は大きく分けて法定福利厚生と法定外福利厚生2種類に分類できます。
法定福利厚生とは、「法律で義務付けられた」福利厚生で、
上記であげた社会保険などがそれにあたります。
一方、法律に関係なく企業が独自に設けることのできる」福利厚生で、
会社によって様々ですが、以下のようなものがあげられます。
・通勤費支給
・住宅手当や家族手当
・慶弔見舞金(結婚祝、出産祝、見舞金、香典など)
・財形貯蓄制度(確定拠出年金、持株会など)
・保養所施設
・レジャー割引
・社員食堂
福利厚生は、サラリーマンならだれでもその恩恵を受けることができます。
意外と通勤費が給料とは別に支給されるって大きいですよね。
通勤費分給料が多いのと同じですから。

ちなみにうちの会社だとスポーツジムを割安で利用できたり、
新幹線も安く買えたりします。
あたらめて書き出してみると、普段気が付かない恩恵がたくさんあるわ・・
サラリーマンのメリット④事務処理は全部会社がやってくれる

サラリーマンは、自分で確定申告をする必要がなく、
年末調整で会社がまとめて事務処理を代行してくれます。
また、名刺や社員証を作ってくれたり、交際費の精算など様々な事務的な手続きは
会社がやってくれるので面倒な事務処理を自分だけでやらなくても済みます。
サラリーマンのメリット⑤オフィス環境は会社が準備
サラリーマンの場合、働く場所は会社が用意してくれます。
立派なオフィス机や椅子以外にも、書類保管場所や会議スペースなどなんでもそろっています。
また、パソコンや筆記用具等の文房具なども会社が購入してくれて
それを無料で使い放題なのが、サラリーマンです。
仕事に必要なモノを基本的に会社で全て用意してくれるのはサラリーマンの大きなメリットです。
当然ですが、フリーランスであれば全て自分で用意する必要があります。
サラリーマンのメリット⑥規則正しい生活を送れる
基本的に会社員は定時出勤です。
会社によっては平日休み・土日出勤。夜勤やシフト制、残業が多かったり、
フレックスタイム制だったりなどするため一概にとはいえませんが、
週5回、基本的に同じ時間・同じ場所に出勤しますので、規則正しい生活を送ることが出来ます。
また、平日と休日がはっきり決められていることもメリットです。
フリーランスだと、休日と平日の境目がないので、365日働こうと思えば働けてしまいます。

会社に出社することで、通勤するという毎日の運動も強制的に行うことが出来ます。フリーランスだと自分で意識しないと確実に運動不足になるなと思います。
サラリーマンのメリット⑦仕事が与えられている

フリーランスだと、
自分で考えて、自分で仕事を生み出していかなければ、そもそも仕事がありません。
でも、サラリーマンであれば仕事が与えられているし、なんなら目標まで設定してくれています。
積極的に自分で目標設定をしなくても会社の目標が、
組織の構成員である自分に課せられた仕事と結びついてきます。
その仕事を通して会社の目標達成に貢献すれば評価もされます。
そう考えると、仕事や目標があるって実はありがたいことだと思いませんか?
サラリーマンのメリット⑧社会的信頼
例えば、家のローンを組もうと思った時に
勤続〇年のサラリーマンであれば社会的信頼があるので、すぐに審査が通りますよね。
でも、ブログで稼いでいるフリーランスだったらどうでしょう。
どんなに、会社員よりも月収がいいブロガーでもローンの審査は通りにくいんではないでしょうか?
つまり、サラリーマンという肩書はまだ、日本では社会的信頼を得やすいと思うんです。
同じようにクレジットカードの審査なんかも同じですよね。
サラリーマンのメリット⑨会社のブランドを使える
サラリーマンは、会社名の肩書を持つことが出来るので
自分が何者なのかという説明をしなくとも、
会社名やブランド力によって信頼を得ることができ、ビジネスのやりとりがスムーズに進みます。
○○社さんなら取引をしよう!
○○社さんの社員さんなら信用しよう!
といった具合に、会社のブランドを使って仕事ができます。
また仮に転職をしたい!と思った時にもサラリーマンのほうが断然有利なのは
言うまでもありませんね。
サラリーマンのメリット⑩お金をもらいながらスキルも身に付く

大きな組織であればあるほど、会社の研修制度が充実しています。
新入社員には研修から始まって、現場に配属されれば先輩社員が教えてくれます。
・WordやExcelといったオフィスソフトの使い方
・メールの打ち方
・ビジネスマナー
など仕事に必要なスキルを給料をもらいながら、
高めることができるのは大きなメリットですよね。
会社員も悪くない!まとめ
今回は、サラリーマンはデメリット以上にメリットが多い!会社員も悪くない
というテーマで、サラリーマンのメリットについて改めて考えてみました。
今回あげたサラリーマンのメリットは以下の通り。
・安定した給料が保証されている
・社会保険料を半分会社負担してくれる
・福利厚生が充実
・事務処理は全部会社がやってくれる
・オフィス環境は会社が準備
・規則正しい生活を送れる
・仕事が与えられている
・社会的信頼
・会社のブランドを使える
・お金をもらいながらスキルも身に付く
どうですか?意外と悪くないでしょ?
サラリーマンのデメリットばかりに目を向けて、ネガティブに毎日働くより
メリットにも目を向けてみると、仕事にも前向きに取り組めるかもしれませんね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。